去る令和6年11月26日(火)、宇都宮市文化会館に於いて更生保護制度施行75周年記念栃木県更生保護大会が開催されました。南那須保護区から顕彰者の内訳は下記のとおりです。
全国保護司連盟理事長表彰 2名
関東地方保護司連盟会長表彰 2名
宇都宮保護観察所長表彰 2名
宇都宮保護観察所長感謝状 1名
栃木県保護司会連合会会長表彰 3名
栃木県更生保護女性連盟会長表彰 2名
大 会 宣 言
本日、私たち一同は、ここ宇都宮市文化会館に相集い、更生保護制度施行75周年記念栃木県更生保護大会を開催しました。
振り返れば、我が国の更生保護制度は、明治期の民間篤志家による活動を嚆矢とし、その崇高な理念を受け継ぎながら、昭和24年、官民協働を特徴とする制度として発足しました。以来、75年間を経た今日に至るまで、先達の不断の努力により、犯罪をした者や非行のある少年の改善更生と再犯防止、犯罪予防活動を通じた安全・安心な地域社会づくりに大きな成果を収め、我が国の刑事政策の重要な一翼を担い、世界に誇るべきものとして発展を遂げるに至っています。
一方、近年、我が国においては、少子高齢化の進行、経済的格差の広がり、人間関係の希薄化など社会情勢の変動に伴い、様々な「生きづらさ」を抱え、社会的な孤立状態に陥り、社会で自立していくことが難しい人が増えています。こうした中で、生きづらさを抱え、一度過ちを犯した人が、地域社会から孤立することなく、社会の一員として安定した生活を送ることができるよう、息の長い支援を推進していくことが肝要であり、地域とつながり、地域に根差した様々な活動に取り組んできた更生保護が担う役割は、以前にも増して重要なものとなっています。
私たち一同は、制度発足75周年の節目となる今年、この記念大会を契機として、課せられた責務の重大さを改めて自覚し、広く関係諸機関・団体の理解と協力を得て、強固な地域の支援ネットワークを構築し、誰一人取り残さない安全で安心な明るい地域社会の実現のため、より一層精力的に行動するとともに、我が国が誇る更生保護の営みを次世代へと継承していくことを誓い、ここに宣言します。
令和6年11月26日
更生保護制度施行75周年記念
栃 木 県 更 生 保 護 大 会
全国的に保護司が不足しています。興味をもっていただけたら是非ご連絡ください。
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